2017/11/3~2017/11/5のマイナージョッキー騎乗成績
今週は3場3日間開催のマイナー騎手にとっては厳しい日程だったが、その不利な条件を吹き飛ばすようにルーキー騎手が大活躍の開催となった。
<11/3(祝) 福島11R 河北新報杯(10下) 芝1200 横山武史×ラホーヤビーチ(5歳・牝) 1着/16頭(8人気)>
先週2年目の菊沢一樹騎手が初のメインレース制覇を果たしたが、それに続いて今週はルーキーの横山武史騎手が金曜日福島11R河北新報杯でメインレース初勝利を飾った。
スタートはあまり良くなかったラホーヤビーチだが、そこから積極的に追い上げて道中は先団好位の内ラチ沿いを追走する。
直線入り口で逃げ馬が外によれたところを見逃さず内から抜け出し、追い上げるイキオイ以下余裕を持って振り切ってゴールした。
横山武騎手はこの日、8Rでも勝利を上げて2週連続複数勝利を達成し、今年の勝利数も12まで伸ばした。
人気馬であろうが単騎逃げを厭わない積極的な騎乗姿勢がようやく実を結びつつあるのかもしれない。
<11/3(祝) 京都6R 新馬 ダ1400 富田暁×タマモカトレア(2歳・牝) 1着/13頭(1人気)>
また自身初の1週間3勝を達成したのがルーキーの富田暁騎手。
特に金曜日の京都6R新馬では一番人気に推されたタマモカトレアをしっかり勝利に導いた。
こちらもスタートはあまり良くなく、道中は一団となった先行集団の後方を追走。
3コーナー手前からロングスパートを開始して、直線中ほどで先頭に立ち、追いあげるナリタミニスターをクビ差振り切って見事にデビュー戦を飾った。
富田騎手は日曜日の京都開催でも2勝をあげて今週3勝をあげる大活躍。勝利数も一気に14まで伸ばした。
平地では他にルーキーの川又賢治騎手も2勝、同じくルーキーの木幡育也騎手も1勝をあげ、ルーキー世代だけで8勝をあげる大活躍を見せた。
2017/11/5のマイナージョッキー騎乗情報
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明日は福島での開催がなく中央二場開催ということもあって、量、質とも三連休でもっとも厳しくなってしまった。
ぶっちゃけ平地はほぼノーチャンスに見えるが、意地の勝利をあげる騎手は現れるか。
<○11/5(日) 東京12R 1000万円以下 ダ1400 菊沢一樹×タニセンジャッキー(8歳・牡)>
一応可能性がありそうなのは東京12Rで菊沢一樹騎手が騎乗するタニセンジャッキーか。
他の出走馬より二回り年上の古豪ながら、前走は0.6秒差の6着。
勝ち馬とはやや離されたものの、今回人気サイドで出走している2着のダブルコークとは0.1秒差に頑張った。
あとひと押し決め手に欠けるところは否めないが、再び好調の波に乗っている鞍上の力であと50mをもたせることができるか。
<▲11/5(日) 東京2R 未勝利 ダ1300 横山武史×ロータスクイーン(2歳・牝)>
先週2勝をあげて、今週は金曜日に2勝、今日は2着2回と一気に調子を上げてきたルーキーの横山武史騎手、明日は2鞍のみの騎乗だが東京2R未勝利で騎乗するロータスクイーンに一縷の期待。
デビュー戦は8着に敗れたものの、2戦目の前走は0.5秒差の4着と着実に調子を上げてきている。
それほどメンバーに恵まれたとも思わないが、前走のように積極的に立ち回ればワンチャンスぐらいはありそう。
2017/11/4のマイナージョッキー騎乗情報
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ルーキーの横山武史騎手が今日の福島開催の河北新報杯で初のメインレース制覇と初の特別戦制覇を果たしました。
これまでなかなか思うような結果を出せなかった横山武騎手ですが、肝の座った騎乗っぷりは父親譲りと思わせるところがありますね。
今後のさらなる活躍にも期待したいと思います。
<◎11/4(土) 福島7R 500万円以下 芝2000 川又賢治×ビービーブレスユー(4歳・牡)>
さて明日の開催では同じくルーキーの川又賢治騎手が福島7R500万円以下で騎乗するビービーブレスユーに注目。
前走は川又騎手に乗り替わってのテン乗りだったが、メンバートップの末脚で追い上げて半馬身差の2着。久しぶりの連対を果たした。
元々1000万下でも上位争いを繰り返していた実力馬で、本来の力を出せばここで苦労するような馬ではない。
距離延長も歓迎だが、前残りで決まりやすいコースではあるので多少積極的には仕掛けていきたい。
<○11/4(土) 福島11R みちのくステークス(16下) 芝1200 杉原誠人×レジーナフォルテ(3歳・牝)>
福島メインのみちのくステークスでは杉原誠人騎手が騎乗するレジーナフォルテに注目したい。
前走は新潟の名物重賞アイビスサマーダッシュに出走、格上挑戦だったが0.2秒差の3着に健闘した。
今回のコースは1000万下戦を勝利したときと同じコースでもあり、勢いに乗ってのオープン入りに期待がかかる。
相手は実力馬アレスバローズ、キーンランドカップで5着に粘ったライトフェアリーなど。
2017/11/3のマイナージョッキー騎乗情報
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今週は3場3日間の変速開催でマイナー騎手にとっては鬼門となりやすいスケジュール。
しかしながら明日の福島開幕開催では若手騎手を中心にまずまずの騎乗馬が集まったので、しっかりアピールをしたいところ。
<◎11/3(祝) 福島8R 500万円以下 ダ1150 武藤雅×ヒカリトップメモリ(4歳・牝)>
<◎11/3(祝) 福島8R 500万円以下 ダ1150 横山武史×モズワッショイ(4歳・牝)>
中でも注目はルーキー2人に有力馬がまわってきた福島8R500万円以下。
同期の中では最多勝を独走する武藤雅騎手がヒカリトップメモリ、先週複数勝利をあげて波に乗っていきたい横山武史騎手はモズワッショイで出走する。
武藤騎手が騎乗するヒカリトップメモリは前走津村明秀騎手が騎乗して休養明けの一戦を5着。
前走は馬体的にも余裕のある仕上がりで、減量騎手を配してきた今回がいかにも勝負どころ。
もともと昇級戦でも3着に好走した実力馬で、本調子に戻れば圧勝できる実力は持っている。
横山武騎手が騎乗するモズワッショイは3走前の0.3秒差から0.1秒ずつタイム差を縮めて前走はついに0.1秒差の2着。
惜敗続きとも言えるが、そろそろきっちり勝ちきりたいところ。
戦績からすると距離的にはギリギリだが、乗り替わりの減量分でなんとかもたせることができるか。
<・11/3(祝) 京都11R KBSファンタジーS(G3) 芝1400 水口優也×スノーガーデン(2歳・牝)>
京都メインの2歳牝馬重賞ファンタジーSには水口優也騎手がスノーガーデンで挑戦する。
前走4戦目にして単勝万馬券で勝利したショウナンカンプ産駒の牝馬で、常識的に考えればここでは厳しい。
しかし実は出走馬中唯一京都競馬場で勝利をあげているというアドバンテージを持っており、経験を活かしてどこまで食らいついていけるかちょっと注目。
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~2017/10/29時点の連敗騎手ランキングおよび本年未勝利騎手
<連敗騎手ランキング>(~2017/10/29)
↑ 1 小島太一 149連敗中(+2)(自己ワースト:149) 0-5-2-6-8-128 13/3/9~
→ 1 △伴啓太 149連敗中(+1)(自己ワースト:171) 0-4-3-2-5-135 17/4/30~
→ 3 嶋田純次 124連敗中(+3)(自己ワースト:124) 0-2-4-4-5-109 16/9/18~
→ 4 西村太一 109連敗中(0)(自己ワースト:114) 0-2-3-3-1-100 16/10/15~
↑ 5 ☆義英真 99連敗中(0)(自己ワースト:115) 0-1-4-6-4-84 17/6/11~
↑ 6 平野優 95連敗中(+1)(自己ワースト:232) 0-2-3-6-5-79 15/10/12~
↑ 7 高野和馬 93連敗中(+2)(自己ワースト:274) 0-3-2-4-5-79 16/2/6~
↑ 8 武士沢友治 86連敗中(+11)(自己ワースト:174) 0-1-3-4-2-76 17/8/13~
↑ 9 ▲武藤雅 81連敗中(+16)(自己ワースト:81) 0-5-5-7-5-59 17/9/30~
↑ 10 長岡禎仁 64連敗中(+6)(自己ワースト:103) 0-3-3-2-3-53 17/2/25~
↑ 11 嘉藤貴行 62連敗中(+2)(自己ワースト:278) 0-0-1-2-4-55 17/7/30~
↑ 12 荻野琢真 59連敗中(+1)(自己ワースト:100) 0-1-4-0-1-53 17/6/18~
↑ 13 横山和生 57連敗中(+7)(自己ワースト:100) 0-2-2-2-2-49 17/8/27~
↑ 14 江田照男 55連敗中(+5)(自己ワースト:158) 0-3-2-4-6-40 17/9/17~
↑ 14 藤懸貴志 55連敗中(+5)(自己ワースト:159) 0-0-3-5-2-45 17/8/19~
↑ 14 ▲三津谷隼人 55連敗中(+7)(自己ワースト:99) 0-3-1-0-2-49 17/8/19~
↑ 17 伊藤工真 53連敗中(+2)(自己ワースト:131) 0-1-3-2-1-46 17/4/9~
↑ 18 竹之下智昭 48連敗中(0)(自己ワースト:90) 0-2-5-3-2-36 16/10/10~
↑ 18 丸田恭介 48連敗中(+13)(自己ワースト:102) 0-3-4-5-2-34 17/9/24~
↑ 20 西田雄一郎 44連敗中(+3)(自己ワースト:241) 0-3-1-6-1-33 17/9/2~
↑ 20 三浦皇成 44連敗中(+14)(自己ワースト:96) 0-3-5-2-6-28 17/10/9~
(先週連敗を止めた騎手)
横山武史 109連敗でストップ (自己ワースト:109)
田中勝春 98連敗でストップ (自己ワースト:114)
黛弘人 81連敗でストップ (自己ワースト:289)
小林徹弥 61連敗でストップ (自己ワースト:132)
池添謙一 52連敗でストップ (自己ワースト:74)
田辺裕信 66連敗でストップ (自己ワースト:122)
<本年未勝利騎手>(残り8人)
・嶋田純次(94戦) ・西村太一(76戦) ・高野和馬(46戦)
・竹之下智昭(36戦) ・小島太一(36戦) ・平野優(34戦)
・田村太雅(33戦) ・横山義行(0戦)
(先週今年初勝利を上げた騎手)
なし
2017/10/28~2017/10/29のマイナージョッキー騎乗成績
天皇賞・秋は武豊騎手騎乗のキタサンブラックが春秋連覇を達成しました。
しかし詰め寄ってくるデムーロやルメール騎手は怖い…。
<10/28(土) 新潟11R 妙高特別(10下) ダ1200 菊沢一樹×サザンボルケーノ(3歳・牡) 1着/15頭(2人気)>
2年目の菊沢一樹騎手の勢いが止まらない。
先々週、先週とそれぞれ2勝をあげて勝利数を積み重ねていたが、今週は自身初のメインレース制覇というオマケつきで三度2勝をあげてみせた。
土曜日の新潟メイン妙高特別(10下)に出走したサザンボルケーノは道中は2、3番手の好位置を追走。
4コーナーの入り口で早々と先頭に並びかけ、直線に入ると勢いのままに一気に後続を突き放し、最後まで脚色鈍ることなくゴール板を駆け抜けた。
菊沢騎手は今月だけで6勝をあげ、今年の勝利数を一気に17まで伸ばした。
<10/28(土) 新潟9R 500万円以下 ダ1800 横山武史×ハナサキ(3歳・牝) 1着/12頭(1人気)>
同じく今週2勝をあげたのがルーキーの横山武史騎手。
新潟9R500万円以下では1番人気のハナサキをしっかり勝利に導いた。
1番人気ながら臆さず逃げたハナサキだったが、きっちり息を入れて後続を引きつけて直線へ。
直線ではジャーマンアイリスとの長い叩き合いになったが、鞍上の渾身のムチに応えてクビ差凌ぎきって2勝目をあげた。
まずまずの騎乗馬を任されながらなかなか結果を出せなかった横山武騎手だが、先週はメインレースで14番人気の馬を2着に持ってきたり、ここに来て少しずつ存在感を見せるようになってきている。
積極的な騎乗姿勢は今後も武器になっていくはずで、これからより一層の活躍を期待したい。