マイナー騎手から楽しむ中央競馬

前年10勝未満の騎手と新人騎手を応援するブログ

2016/6/11~2016/6/12のマイナージョッキー騎乗成績

・今週のマイナージョッキー騎乗成績(クリックで開きます)

今週はベテラン勢とルーキー組、それぞれが活躍した開催となった。

まず大ベテランの熊沢重文騎手が土曜日阪神4R未勝利戦でヒダロマンに騎乗して勝利。
5番人気ならが単勝36.1倍と人気薄だったが、スタートから押してハナをとると、マイペースの逃げに持ち込んで最終コーナーではもうひと伸び。
追い上げるスノードルフィンを1と3/4馬身振り切って初勝利をあげた。
先日、通算1,000勝を上げた熊沢騎手。
区切りの勝利まではやや足踏みが続いていたが、そこから1ヶ月の間でポンポンと勝利をあげてこれで通算1,002勝目。
平地では約4ヶ月ぶりの勝利となった。

続く阪神5R新馬戦ではルーキーの荻野極騎手がカネヒキリ産駒のディオスコリダーに騎乗して見事勝利。
外枠からの発走だったが、積極的に先頭を主張すると、内側へ切れ込んで経済コースを確保。
長い長い脚を最後まで衰えさせず、逃げながらメンバー1位の上がりで圧巻の勝ち上がりとなった。
デビュー後の数週はもっとも騎乗馬に恵まれていないように見えた荻野極騎手だが、これで8勝目をあげ、坂井瑠星騎手と並んで新人2位の勝利数となった。
単勝400倍の初勝利でもあっと言わせたが、騎乗スタイルも先頭か最後方かという決め打ちの騎乗が多く、今後も個性派としてどんどん存在感を増していきそうだ。

重賞の函館スプリントステークスでは村田一誠杉原誠人中井裕二の各騎手が挑戦し、杉原騎手騎乗のエポワスの5着が最高位だった。
2番手につけたソルヴェイグが押し切ったことを考えれば、大健闘の結果といってよいだろう。

平地レースでは他に鮫島良太騎手と木幡巧也騎手が勝利。
障害レースでは林満明騎手が今年の初勝利をあげた。
特に木幡巧騎手は土曜日に連敗を64で止めると、日曜日は2勝をあげて今週怒涛の3勝。
やや騎乗馬に恵まれていない週が続いていたが、これでまた有力馬への騎乗も増えていくことだろう。