2017/4/15~2017/4/16のマイナージョッキー騎乗成績
皐月賞で松山弘平騎手が中央G1初勝利あげた一方、今週は新人騎手がそろって存在感を示す開催に。
2人のJRA初勝利を含め5人で計3勝、2着3回、3着2回と今までの鬱憤を晴らすかのような活躍を見せた。
皐月賞も久しぶりに中央G1初勝利となる騎手が勝利し、一部の騎手に有力馬が偏りすぎている現状が少しでも変わっていけばと願っています。
<4/15(土) 福島7R 500万円以下 ダ1150 木幡育也×オージーアイドル(5歳・牝) 1着/16頭(6人気)>
川又賢治騎手に続いて、JRA初勝利を上げたルーキーは木幡初広騎手の三男、木幡育也騎手であった。
土曜日の福島7R500万円以下で騎乗した6番人気の伏兵、オージーアイドルを見事に勝利に導いた。
大外からの発走となったが、抜群のスタートから好位を確保してレースを進め、直線ではあっさり抜け出して待望のJRA初勝利。
新人騎手のなかではもっとも馬質に恵まれていないように見えた木幡育騎手だったが、落ち着いた騎乗で勝ちきってみせたのは流石。
なおこの日の福島開催では木幡初也、木幡巧也の両騎手も勝利をあげ、当然ながら史上初の三兄弟同日同場勝利という記録を達成した。
今後、父親の木幡初広騎手も含めた親子4人同日勝利という記録が達成される日は来るだろうか。
<4/16(日) 福島9R 500万円以下 ダ1700 横山武史×ヒルノサルバドール(4歳・牡) 1着/15頭(1人気)>
さらに日曜日の福島9R500万円以下では今度は横山典弘騎手の三男、横山武史騎手がJRA初勝利を上げた。
圧倒的一番人気に支持されたヒルノサルバドールはスタートから気合をつけてハナを主張するが、最内のカレンコマンドールがなかなか譲らず、結果的に大逃げのようなかたちでレースを進める。
最後は完全に脚が上がって、後続に一気に詰め寄られたもののなんとか半馬身振り切ってヒヤヒヤのJRA初勝利となった。
これで今年の新人5人中3人が勝利を上げ、富田暁騎手と武藤雅騎手がまだ未勝利となっている。
今週の平地レースでは他に西田雄一郎、小坂忠士、鮫島良太、杉原誠人、菊沢一樹、そして新人の川又賢治騎手と久しぶりに多くのマイナー騎手が勝利をあげる開催となった。
2017/4/16のマイナージョッキー騎乗情報
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明日の開催は中山で皐月賞が開催されることもあって、久しぶりにマイナー騎手にも多くの有力馬が回ってきた。
JRA未勝利の新人騎手にも有力馬の騎乗が複数あり、やっと巡ってきたチャンスを掴むことができるか要注目。
<◎4/16(日) 福島9R 500万円以下 ダ1700 横山武史×ヒルノサルバドール(4歳・牡)>
馬質だけなら、もっとも勝利に近いのは福島9R500万円以下でルーキーの横山武史騎手が騎乗するヒルノサルバドールで間違いない。
ここ3戦は古川吉洋騎手が騎乗して、すべて粘り込みをはかるかたちで競り負けての2着。
既にパフォーマンスは上のクラスでも通用するレベルのものを連発しており、そろそろ順番がまわってきそう。
このタイミングでの乗り替わりは、ここで初勝利をあげてこいという関係者からのメッセージに見えるが、結果で応えることができるか。
<◎4/16(日) 福島7R 500万円以下 ダ1150 小坂忠士×ワンダーヴァローレ(5歳・牡)>
多くのマイナー騎手にチャンスがありそうな福島7R500万円以下だが、個人的には小坂忠士騎手のワンダーヴァローレを推したい。
前走は単勝万馬券ながら中団から追い上げて0.5秒差の3着。このクラスで久しぶりの好走を見せた。
今回はあからさまな低レベルでこの馬以外は前走で掲示板に入った馬もおらず、順当なら待望のJRA初勝利をあげる可能性が高そう。
また小坂騎手にとっては2015年以来久しぶりに平地レースでの勝利をかける一戦ともなる。
この馬が敗れるようなら、伊藤工真騎手やルーキーの富田暁騎手、武藤雅騎手あたりの騎乗馬にもチャンスが出てきそう。
<◎4/16(日) 中山1R 未勝利 ダ1200 的場勇人×ラヴィソント(3歳・牝)>
皐月賞の開催に伴って、有力騎手が大量に参戦している中山開催だが、1R未勝利で的場勇人騎手が騎乗するラヴィソントは有力馬の一角。
デビュー以来、すべて掲示板前後という結果が続いているものの上位とは僅差の走りを見せており、未勝利はいつ卒業してもおかしくないレベルにある。
ダート実績では隣枠のタキオンレイも有力だが、スタートの芝部分が長いこのコースはこの馬に有利に働きそう。
2017/4/15のマイナージョッキー騎乗情報
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今週は皐月賞開催も当然のようにマイナー騎手の騎乗はなし。
どうせ単勝万馬券レベルなら国分優作騎手とか大庭和弥騎手とかおもしろいと思うんですけどね。どうでしょ。
<◎4/15(土) 阪神7R 500万円以下 ダ2000 鮫島良太×ジョーダンキング(4歳・牡)>
明日の開催の最有力は鮫島良太騎手が阪神7R500万円以下で騎乗するジョーダンキングか。
前走は中央再転入後の初戦ながらハナ差の2着に好走。良血馬の意地を見せた。
タイムも非常に優秀で、再戦となる相手も多いここはあっさり通過したいところ。
内枠からマイペースで逃げられそうなアドマイヤカロがちょっと不気味。
<○4/15(土) 福島5R 未勝利 芝1200 伴啓太×アプト(3歳・牝)>
伴啓太騎手が福島5R未勝利で騎乗するアプトも芝に戻って再度注目。
ダート初挑戦の前走は11着に惨敗したものの、その前の芝3戦は上位とも遜色ない走りを見せていた。
今回はそれほど強力な相手も見当たらず本調子なら抜け出す地力は持っている。
今年の高松宮記念を制したセイウンコウセイと同じアドマイヤムーン産駒で距離短縮も大歓迎。
<○4/15(土) 中山10R 下総ステークス(16下) ダ1800 村田一誠×クラシックメタル(6歳・騙)>
これを書いている時点では不安になるほど人気がないものの、村田一誠騎手が中山準メインの下総ステークスで騎乗するクラシックメタルもそれほど上位と差はなさそう。
前走は中団からレースを進めて末脚不発だったが、本来は先行してこその馬。
コース形態的に外枠がそれほど不利になるコースでもなく、村田騎手を配しての積極的な競馬に期待したい。
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~2017/4/9時点の連敗騎手ランキングおよび本年未勝利騎手
<連敗騎手ランキング>(~2017/4/9)
→ 1 嘉藤貴行 212連敗中(+8)(自己ワースト:212) 0-6-12-12-4-178 16/9/11~
→ 2 小島太一 125連敗中(+1)(自己ワースト:125) 0-5-2-4-5-109 13/3/9~
→ 3 ☆義英真 107連敗中(+6)(自己ワースト:115) 0-4-3-7-6-87 16/12/18~
↑ 4 ☆加藤祥太 102連敗中(+14)(自己ワースト:102) 0-4-4-3-7-84 17/1/29~
↓ 5 大下智 99連敗中(0)(自己ワースト:171) 0-1-3-3-5-87 14/1/26~
↑ 6 杉原誠人 91連敗中(+6)(自己ワースト:105) 0-3-4-3-5-76 16/10/22~
↑ 7 岩部純二 83連敗中(+6)(自己ワースト:148) 0-0-0-1-1-81 16/11/12~
↑ 8 西村太一 77連敗中(+3)(自己ワースト:114) 0-2-2-2-1-70 16/10/15~
→ 9 平野優 76連敗中(+1)(自己ワースト:232) 0-2-3-5-4-62 15/10/12~
↑ 10 横山和生 68連敗中(+7)(自己ワースト:100) 0-4-1-2-1-60 17/2/5~
→ 11 高野和馬 67連敗中(+1)(自己ワースト:274) 0-2-2-3-3-57 16/2/6~
↑ 11 ▲森裕太朗 67連敗中(+5)(自己ワースト:67) 0-4-7-3-2-51 17/2/26~
↑ 13 嶋田純次 59連敗中(+1)(自己ワースト:100) 0-1-3-2-2-51 16/9/18~
↑ 14 西田雄一郎 54連敗中(+10)(自己ワースト:241) 0-2-1-3-3-45 17/2/11~
↑ 15 難波剛健 49連敗中(+1)(自己ワースト:114) 0-3-4-7-8-27 16/1/16~
↑ 15 岡田祥嗣 49連敗中(+4)(自己ワースト:100) 0-3-6-2-5-33 17/1/7~
↑ 17 中谷雄太 48連敗中(+10)(自己ワースト:174) 0-4-1-3-3-37 17/3/5~
↑ 18 松岡正海 47連敗中(+18)(自己ワースト:82) 0-2-4-2-6-33 17/3/20~
↑ 19 宮崎北斗 45連敗中(+4)(自己ワースト:121) 0-2-3-2-0-38 17/1/21~
↑ 20 武士沢友治 44連敗中(+9)(自己ワースト:174) 0-1-0-3-2-38 17/2/19~
↑ 20 ▲武藤雅 44連敗中(+9)(自己ワースト:44) 0-3-3-2-2-34 未勝利
(先週連敗を止めた騎手)
蛯名正義 103連敗でストップ (自己ワースト:103)
吉田豊 62連敗でストップ (自己ワースト:114)
鮫島克駿 53連敗でストップ (自己ワースト:119)
藤田菜七子 43連敗でストップ (自己ワースト:120)
<本年未勝利騎手>(残り27人)
・☆義英真(107戦) ・嘉藤貴行(93戦) ・岩部純二(55戦)
・杉原誠人(49戦) ・西村太一(44戦) ・▲武藤雅(44戦)
・柴田未崎(39戦) ・▲横山武史(37戦) ・▲富田暁(33戦)
・嶋田純次(29戦) ・山本康志(23戦) ・▲木幡育也(23戦)
・高野和馬(20戦) ・難波剛健(19戦) ・小野寺祐太(19戦)
・竹之下智昭(16戦) ・佐久間寛志(15戦) ・平野優(15戦)
・小島太一(12戦) ・大下智(12戦) ・金子光希(10戦)
・江田勇亮(8戦) ・田村太雅(8戦) ・大庭和弥(7戦)
・黒岩悠(6戦) ・横山義行(0戦) ・三浦皇成(0戦)
(先週今年初勝利を上げた騎手)
浜野谷憲尚 20戦目で初勝利
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2017/4/8~2017/4/9のマイナージョッキー騎乗成績
マイナー騎手の話題ではないですが、桜花賞では圧倒的人気のソウルスターリングを差し置いて、レーヌミノルに騎乗した池添謙一騎手が勝利し、あらためて大舞台での勝負強さを発揮しました。
個人的には菱田裕二騎手がポスト池添謙一としてのポジションを築いていってくれないかなと期待しています。早く重賞勝ってくれ。
<4/8(土) 阪神3R 未勝利 ダ1200 畑端省吾×オーミシューマン(3歳・牡) 1着/16頭(4人気)>
今週唯一の乗鞍で見事に結果を出したのが土曜日の阪神3R未勝利でオーミシューマンに騎乗した畑端省吾騎手。
オーミシューマンはスタートから気合をつけて、最内の好位でレースを進める。
最後の直線ではやや進路の確保に苦労したように見えたものの、結果的に抜群のタイミングで抜け出してワンダーセトラの猛追をアタマ差しのぎきった。
畑端騎手は今年の2勝目で年間複数勝利をあげたのは実に2006年以来。
さらに今年はまだ11鞍の騎乗ながらその内訳は2-1-1-2-1-着外4ととんでもない成績を残しており、ある意味トップ騎手以上の存在感を示している。
<4/8(土) 福島10R ひめさゆり賞(5下) 芝2000 菊沢一樹×ミッキースワロー(3歳・牡) 1着/13頭(4人気)>
同じく今年好調なのが2年目の菊沢一樹騎手。今週は土曜日福島10Rのひめさゆり賞でミッキースワローを勝利に導いた。
道中後方を追走していたミッキースワローは第3コーナー手前から同冠のミッキーロイヤルとともに進出開始。
外に進路をとった直線では抜群の手応えで他馬を寄せ付けず、最後は流す余裕も見せて見事に連勝を飾った。
菊沢騎手はこれで今年5勝目。去年は優秀な同期たちの中でさほど目立つ成績は残せなかったものの、今年は分散買いの単勝回収率で現在180%超の成績を残すなど十分に存在感を発揮している。
2017/4/9のマイナージョッキー騎乗情報
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今週からは3場開催に戻り、しかも明日は阪神で桜花賞ということもあって、
明日の開催ではそれなりの騎乗馬がマイナー騎手にもまわってきた。
しかし新人騎手の乗鞍は相変わらずいまひとつで、なんとか自力で穴馬を持ってくるしかないのかなぁという状況が続いている。
<◎4/9(日) 中山1R 未勝利 ダ1200 村田一誠×シャインヴィットゥ(3歳・牡)>
明日の最有力は中山1R未勝利で村田一誠騎手が騎乗するシャインヴィットゥ。
前走はいったいったの展開の中、ハナをとっての3着。最低限のパフォーマンスは見せた。
この馬以外ではニシノマッハの7着が前走の再先着と、今回は相手関係にも恵まれて必勝を期す一戦となる。
スタートさえ決めればよほどの波乱がない限り確勝級に見えるがはたして。
<◎4/9(日) 福島5R 未勝利 芝1800 伊藤工真×ヒドゥンパラメータ(3歳・牡)>
つづいて福島5R未勝利で伊藤工真騎手が騎乗するヒドゥンパラメータ。
前走は中団から競馬を進めて0.2秒差の2着。初の連対で未勝利脱出にメドをつけた。
ただ今回はホウオウジャンプ以下、未勝利戦の割には手強い相手が揃った印象で、差し馬に相性のよいコースとも言えないので、いつもよりは積極的な競馬を期待したい。
<○4/9(日) 福島9R 500万円以下 芝1800 西村太一×プレイヤーサムソン(4歳・牡)>
明日、唯一の乗鞍で今年の初勝利を目指すのが福島9R500万円以下でプレイヤーサムソンに騎乗する西村太一騎手。
前走は後方待機からメンバートップタイの脚を繰り出してクビ差の2着に惜敗。
スプリングステークス6着の経験もある実力馬だけにそろそろこのクラスは卒業したいところ。
脚質自在の馬だが、1番人気濃厚のブライトボイスが楽に先行できそうな展開になりそうなだけに、やはり前で競馬をしたいところ。